B’z お気に入りアルバム、その1

みなさまごきげんよう。(←昼夜を問わず時差にも負けない国際的ご挨拶。)

前回は前置きだけでダラダラ長くなってしまいましたが、今回は本題!

祝、B’zサブスクリプションサービスでのストリーミング解禁ということで、私の好きなB’zアルバムを挙げていきたいと思います!

ここで一つ注意書きを。

私は音楽は好きだけど専門家ではないどころか、専門的なことは全くわかりません。

だからこの投稿も、これからの記事に対しても言えることですが、建設的な批評とかは一切書けません。

そうじゃなくて、ファン同士が集まって、

私これがスキー!

あ、それいいよね。

え、そんな風に考えることも出来たんだ!

うんうん、わかる〜〜。

みたいな、自分の好きなものも、相手の好きなものも認めて楽しくおしゃべりしたいね、という風に思っていただければ。


さてさて。

B’zの楽曲はロックからポップ、バラードなどいろんなジャンルのものがあります。


B’zなら何でも好きだ。


というのは大前提として、特にその中でも自分の好みを挙げるなら、私はロック、特にハードロック系が好きです。

そもそもにロックというジャンルがとても好き。


それを踏まえた上で、私の好きなオリジナルアルバム(ベストアルバムやソロ作品は除く)は、


  • Brotherhood (1999)

  • ELEVEN (2000)

  • NEW LOVE (2019)


が第一軍。

細かな順位はつけられなくて、グループ制度を採用しております。


で、第二軍が


  • SURVIVE (1997)

  • BIG MACHINE (2003)

  • THE CIRCLE (2005)

  • DINOSAUR (2017)


でしょうか。


ファンの皆様は、私がハードロック好きだと言った時点で、ある程度は察することのできるラインナップではないかと思います。


何せ『Brotherhood』と『ELEVEN』はB’zのゴリゴリのハードロック期ですからね。

でも後でも少し触れますが、あの頃が一番だった、っていう訳ではないんですよ。現に2021年時点で最新のアルバムである『NEW LOVE』を第一軍に入れてますし。

昔のアルバムをいくつか挙げてはいるけれど、変化と前進を続けてくれるB’zが好き。


では選んだ理由を少し掘り下げてみましょう。


Brotherhood (1999)

これはさ、もうハードロックなB’zが好きな層にはたまらないアルバムですよ。

『Brotherhood』は全てがかっこいいよ、もう。

これと『ELEVEN』は音がとってもヘビー!だからこそ好き嫌いが分かれる作品でもあるかもしれません。


私にとってのB’zの音楽の良さは、メロディーなど音の響きと、歌詞の言葉選びの比重が半々を占めているんですが、このアルバムに関しては音の響きに若干傾いてます。

歌詞もいいんですよ、もちろん。稲葉さんのセンスは光りまくってるんですけど、それでもそれ以上に音が格好いい!と思ってしまうのがこのアルバム。

リフが特徴的な曲も多いですよね。リフ聴いただけで鳥肌立つやつ。

このヘビーなアルバムで聞かせてくれる稲葉さんの歌声ももちろん、素晴らしい。絶好調なシャウトも聴けます。


このアルバムからお気に入りの曲を挙げるのは難しくて(全部好きだから)、でもあえて選ぶなら


  • 銀の翼で翔べ

  • その手で触れてごらん

  • 流れゆく日々

  • SKIN


あたりでしょうかね。

『ながい愛』と『Brotherhood』も名曲。


銀の翼で翔べ

はいかにも稲葉さんっぽい歌詞で、社会風刺がほんのり効いてます。

サビの「とってもSweet」というのが特徴的ですが、Sweetは甘い以外の用途でもよく使われる言葉。

いいね!とか格好いいね!とか素晴らしい〜みたいな感じで、男性でもよく使う感嘆です。

翼の色がゴールドではなくシルバーなのは、シルバーの方がクールな印象だから何でしょうか?ロッカー御用達のアクセサリーといえばシルバーですしね(そういうことじゃない?)

この曲はギターがとても難しいそうで、そんなこと聞いたら余計にライブで生で聴いてみたくなります。


その手で触れてごらん

も稲葉さんらしい題名と歌詞。

音の響きが!とか言っておきながら歌詞もやっぱり秀逸ですね。

この曲は歌詞もメロディーも、ギターのリフ(なのかバッキングなのか知識がない私には曖昧ですが)も好き。

ゴシップとか幻のようなものじゃなくて、自分で経験してちゃんと確かめなさいってことですよね。


流れゆく日々

はギターソロが好きすぎてもう。

何度聴いても出だしのギターリフから引きずり込まれます。素晴らしいよ。

でもWikiによると、『流れゆく日々』と『その手で触れてごらん』はライブ未演奏なんだそうな。

なぜ!?

流れゆく日々のソロ、ライブで聴きたい!

格好いい松本さんのソロ、聴きたいですよね?!


SKIN

はね、歌詞がなかなかに意味深故に(稲葉さんの書く歌詞にはよくありますね意味深なやつ)、禁断の愛の歌ととる方も多いみたい。

禁断の愛って言うと不倫を思い浮かべる方も多いと思うんですが、私は不倫に関しては創作物として割り切れなくて、どうしても好きにはなれない派。

だけど、この歌詞は不倫と決めつけるのは早計かなーって気がします。

確かに禁断っぽい雰囲気はしますけど、禁断って言っても色々ありますからね。

ロミオとジュリエット的なものだって禁断だし、映画や小説の題材としてたまにあるヴァンパイアと人間、とか狼(男)に恋しちゃった大人の赤ずきんちゃん、みたいなやつとかね?

個人的にはこの曲は、獣、月、爪という言葉の持つ印象と、曲調も相まって、ゴシック調のダークファンタジーみたいな世界を思い浮かべながら聴いてます。

でも、結局この曲は音が格好良くてね、歌詞はとってもいい意味で二の次!というとやはり語弊があるかな、だって歌詞が曲と調和してるからこそ、音も活きる訳ですもんね。

でも『SKIN』はその位メロディーとアレンジが最高。これまたイントロから引き摺り込まれるやつ。

ギターとベースの重さがたまりません。

『Brotherhood』は、前述通り大衆向けではないかもしれないですね。

でもベストアルバムが大ヒットした後で、こういうハードなアルバムを出してくれる姿勢がかっこいいなぁと思うんです。

このアルバムは、全体的にとっても好み。

でも中学生だったか高校生の時聴いた時はそこまで刺さらなかったんですよね。

その当時はまだハードロックに目覚めてなかったらしく。

時を経て、今では大のお気に入りです。


ELEVEN (2000)

『ELEVEN』は『Brotherhood』以上に好き嫌いが分かれるアルバムかもしれません。

ファンの中でも意見が分かれがちな模様。



好き!というファンの中でさえ、

シングル曲はもうちょっと少なくてもよかったのでは、

とか、

コンセプトがないアルバムゆえにバラバラ感が否めない

という、やや厳し目な意見もちらほら。



分かるんですよね〜私も。

シングル曲も好きな曲ばかりではあるけど、あえてアルバムに入れなくてもよかったのではとちょっと思う。それよりもっとオリジナル楽曲がききたかったかも。



いきなりネガティブな感想から始まったのに、なぜこのアルバムを一軍に選んだ?と問われれば、それはやっぱり。



  • Seventh Heaven

  • Raging River

  • コブシヲニギレ


が大好きだからです。

特に”コブシヲニギレ”は私の大のお気に入り曲の一つ。

Spotifyで公開されてる松本さんのお気に入りプレイリストの中にこの曲が含まれていて、私はとってもうれしくなりました。



Seventh Heaven

はこのアルバムの代表曲みたいな位置付け。

ちょっと暗めのヘビーな曲が多い中、こちらの曲はキレキレです。

松本さんのギターリフもキレキレ、

稲葉さんの歌声も伸び伸び。

この曲はベースも松本さん演奏なんですって。



Raging River

は、ストリングスの効いた壮大なバラード。

前半の静の部分と、後半盛り上がりを見せる動の対比も素晴らしい。

歌と歌詞と演奏とで、情景がありありと目に浮かぶような、

曲を通して映画を見たような、そんな気分になります。

B’zの曲はどれもそうだけど、こんな難しそうな曲を歌える稲葉さんはすごいです。



コブシヲニギレ

歌詞の前半は場面がはっきり思い浮かぶような描写が面白いし、後半の歌い方の格好良さといったら。

Bring it on

逃げるな let’s do it

の部分に毎度勇気づけられてます。

Bring it onは、この場合だと、

かかってこいよ。

みたいなニュアンスかと。

逃げちゃいけない、立ち向かわなきゃいけない場面って日々あると思うんですよ。大きいことも小さいことも。

大事なプレゼンとか、嫌だけどどうしてもやらなきゃいけない業務とか、気は進まないけど苦い事を言わなきゃいけない時とか、あると思うんですね。

そんな時この曲を聴いて気合を入れて欲しい。

頑張る人を叱咤激励してくれる曲だと、個人的には思ってます。

稲葉さんのシャウトが堪能できる曲でもあります。

あ、あと2番の出だし部分のため息みたいな声も破壊力抜群。

重い重いギターも良い。




歌詞も曲調も、この『ELEVEN』というアルバムは『Brotherhood』以上にヘビーだと思うんです。

このアルバムに入っているシングル曲も暗めのものが多いし、全体的に爽快さとか弾けるような明るさはだいぶ低め。

それゆえこのアルバムは好きなのに、いつでも四六時中聴ける訳ではないんです、私にとっても。

心身ともに元気な時じゃないと受け止められない感じ。

頭が痛い時は音がヘビーすぎてちょっとやめとこう、みたいな。

それなのに、お気に入りのアルバムは?と聞かれたら、ついそのうちの一つに『ELEVEN』を挙げてしまう不思議な中毒性があります。

実は自分でもまだ理由がはっきりしてないんですけど…

このアルバムを何度も繰り返し聴きたくなっている自分に気がついて、

あ、私ってこういうロックな曲が好きなんだ

と自覚するに至った経緯があるのもあって、特別なアルバムなのかもしれないです。


NEW LOVE (2019)

2021年の時点では、一番最新のオリジナルアルバム。

これはゴリゴリハードロック感が薄く、いろんなジャンルの曲が楽しめるアルバムだから結構万人受けする感じなのでは?

このアルバムは私の中では近年一番ヒット。どの曲もそれぞれ良くて、お気に入りを選ぶのがちょっと難しいなぁ。



  • マジェスティック

  • MR. ARMOUR

  • Rain & Dream

  • トワニワカク



あたりでしょうか。



マジェスティック

ポッキーCMの曲だそうで、聴いたことある方も多いのかもしれません。

めちゃめちゃ優しくてあったかいバラード。

聴くと安心するような、心がほぐれるような、そんな曲。

いろんな関係のシチュエーションに当てはまるけれど、

私は、親が子をそっと見守るような歌詞だなという印象を持ちました。

私自身は親ではないけれど、30代半ばだし、そろそろこういう歌詞にはグッとくるお年頃。


MR.ARMOUR

SNS上で匿名で誰かを攻撃するような人、をモチーフにしているそうですが、シリアスになりすぎないよう、男女間の話に聞こえるような歌詞になっているんだとか。

これ最初に聴いた時、一番最後の

そしたらいまよりあなたに ほれてしまうことでしょう

っていうところで、えぇぇ?っと思わず2度聴きしました。

え?惚れてたの?どこに?そんな歌詞出てきた?

って。笑

すんごい皮肉なのか、わざと煽ってるのかな。と思った位。

それ以来、これを聴くたびに

おぉ〜今日も挑発してるね、煽ってるね、

って勝手に思いながら楽しんで聴いてます。


Rain & Dream

はなんと言っても後半のギターソロでしょう。

もちろん歌もいいけど。

稲葉さんと、エアロスミスのスティーブン・タイラーとのやりとりから生まれた歌詞に合わせて、松本さんとエアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーとの協奏!(競奏?)

格好良すぎる!

前知識なしで初めて聴いた時、

え?このギターはどういうこと?いつもの松本さんと、いつもの松本さんの音とは違うギターが鳴ってる!どっちも松本さん?それとも他の誰か?!

と慌てて検索して、ジョー・ペリーさんが参加していると知りました。

素人が聞いてもわかる、音色の違うギタリスト掛け合いの聴き比べができて贅沢です。



トワニワカク

最初聞いた時、ちょっと意外でした。

稲葉さんって、老いを自然に受け入れるタイプなのかと思ってたので。

もちろん、そういう格好良さもあるとご本人もおっしゃってるそうで、

数年前のツアーで不調だったことも歌詞に影響を与えているかも、と聞いて納得。

見た目の若作りの話だけじゃなく、純粋に年齢を理由にして諦めたくないんですよね。

老いていくからといって努力は辞めたりしない。

まだまだ可能性を追求したいってことなんだと思います。

そう考えると、いつでも努力を重ねる稲葉さんらしい歌詞だなと。

これを聴いて私も、歳を言い訳に諦めたりしないぞ!と言い聞かせてます。



このアルバムおよびアルバムツアーからサポートメンバーがガラッと変わったんですよね。

キーボード、ベース、ドラム、サポートギター。

それを最初聞いた時は、長い間同じだったサポートメンバーが変わるのが寂しくて。

でも、同時に嬉しくもあり。

お二人のキャリアや年齢を考えれば、このままゆるりと守りに入って少しずつ活動を減らすようになっても、そこまでおかしくはないと思うんです。

だけど、ここで新しく比較的若いサポートメンバーを入れるということは、まだまだ挑戦したいこと、新しくやってみたいことがあるんですよっていうB’zの意思表明なのかなって。

先にあげた『トワニワカク』もそうですけど、アルバム全体から、まだまだこれからなんだよっていう気概が感じられて、そういう部分でも好きなアルバムです。


とっても長くなってしまったので、第二軍の話はまた次回に。

B’zの話だけで延々とブログが書けてしまいそうです。

私のお気に入り、第一軍はどうでしたでしょうか?

B’zならなんでもという大前提があるとはいえ、結構偏りがある好みだと思います。

『Brotherhood』は大好きだし、またこんな感じのハードロック特化アルバムが出ないかななんて思ったりもします。

でも、前述通り、私はあの時代のB’zだけが良いとは全く思いません。

いつでも今が一番だと思える、思わせてくれる、

そういうものを届けてくれるB’zだからこそ、好き。

それぞれのアルバムにそれぞれの良さがあって、

その年代、その年齢だからこそ作れるものがあるのではないかな、と思います。

もちろん、私の独断と偏見と個人的意見です。

私のリスト、

これまであまりB’z聴いたことなかったけど、聴いてみようかな…

という方の参考にはあまりならないのではないかなーとも実はちょっと思います。

あ、でも、

自分もハードロック好きだからこのアルバム聴いてみよう!

逆にハードロックはそうでもないからここに挙げられてないものから聴いてみよう。

という多少の参考にはなるかもしれません。

いやいや、まずはベスト盤から、というのもいいでしょうし、

最新のシングルから、もアリ。

一番ジャケットのデザインが好きだったから、も良い。

何せ、ソロも合わせて880曲ですからね。

選び放題ですよ!

今まで聴いたことのなかった方には、きっかけはなんでもいいので何か聴いてみて欲しいなぁと思ったり。

それができるのがサブスクの魅力、ですからね!

私も今まであまりピンと来ておらず、購入してなかった超初期のものとか聴き直してます!

このブログ読者の方にB’zファンの方がいらっしゃったら、是非とも教えてください。

おしゃべりしましょう!

それではごきげんよう。

既に気がついてらっしゃるかもしれませんが、こちらのよもやまコーナーではごきげんよう。を根付かせようとしてます。

優雅にごきげんよう。で始まり終わる井戸端会議、感じ良さそうでよくないですか?笑

May 30, 2021

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