へちま襟のジャケット

日本に行く前に仕上がっていたシリーズはこれで最後!とてもお気に入りのものができたので、やっとブログに詳細が書けて嬉しいです。

そこで目に留まったのが、Waffle PatternsLuffa Jacket。(luffa=へちま→へちま衿=ショールカラー)

このジャケット、まずは全体的な形が可愛い!好み!と目を引きました。

そして普通丈なのが使い勝手良さそうだな、 と。秋に作ったデニムジャケット、グレーのジャケット両方ともワンピースに合わせるためかなり丈を短めにしたので、パンツにもスカートにも合う丈のアウターを作りたいと思っていたところでした。

サイトの写真ではスカートに合わせた着画があり、綺麗にウエストシェイプされていてスカートとの相性もすごく良さそうだったのもまた決め手。


Waffle Patternsの型紙レビュー

確かこのデザインは(私が購入した時点では)PDFの型紙のみ。デジタル版の型紙を購入し自分でプリントアウトして組み立てるタイプのものは使ったことがないのでどうだろう?と思っていたのですが、プリントの仕方なども詳しく説明があったのでまったく問題ありませんでした。

Waffleさんの型紙はサイズ34-48まで8サイズ付いてくるのですが、いざプリントアウトするときには自分が使いたいサイズだけを表示させてプリントできるので、線がごちゃごちゃせず見やすくって良かったです。組み立てるのも番号がついているので簡単。

縫製順序などの説明書もカラーイラストたっぷり。その上、イセやキセなどとっても大事なのにパターン本では飛ばされがちな部分まで説明がついていました。Waffle PatternsをされているYukiさんはアムステルダム在住の日本の方(だと思います)。説明書は英語と日本語の両方です〜!

あっそれから。私のような怠け者は型紙にすでに縫い代が付いているものが楽で好きなのですが、本格的な洋裁をされている方はそうではないですよね。

縫い代が含まれていると型紙に出来上がり線が書いてないものが多いのですが、Waffle Patternsの型紙は縫い代も出来上がり線も両方ちゃんと印刷してあります。だから面倒くさがり屋の私のような人は縫い代ありのままで使っても良いし、縫い代分の調整や印つけは自分でするよって方は縫い代の部分を切り落とすなりすればok。

そしてね、なんと裏地の型紙もセットになっておりました!アウターの裏地って少し独特で、表地よりもゆとりを多めにとるらしいのですが、私が持っているソーイング本とかだと型紙は一緒で縫い代部分だけを増やしてあるものがほとんど。そしてキセの部分はどうするかの説明もなし。

Waffleさんのは裏地の型紙は表地とは別になっており、何cmキセが必要でどのようにかけるのかまでイラスト付きの説明あり!

独学の私はこういう知識が欠けているので、そんな私でもより本格的な順序を踏みながらアウターを縫えることに感激しました。

長々と書いてしまったけれど、そのくらい感動した型紙でした。基本的に大手のパターン会社のよりインディー系パターンの方が親切だけれど、それでもここまで本格的でかつ親切なパターンは初めて。


そうして完成した私のショールカラージャケット。今回は薄手のコート生地を使いました。

 
 

一番難しかったのはやはり襟の部分かな。へちま衿は初めてだったのでちょっと苦戦しました。

玉縁ポケットは、前回のグレーコートで玉縁ボタンホールに苦戦した分、今回はそれよりはスムーズにできました。

このジャケットね、袖が二枚袖なんです。二枚袖を縫うのは初めて!いざ袖を通して見たら一枚袖のアウターよりも断然腕が動かしやすく自然なフィット。袖丈はパターンよりも短くしました。袖丈と身丈は型紙に調整ラインの表記があるので、補正も簡単。

かなり本格的なのに、スイスイ進めたのはやはり説明書のおかげ。

 
 

トルソーちゃんが私よりもだいぶ薄っぺらいためシワができておりますが、実際は後ろもとても綺麗なシルエット。次回はほんの少しだけsway back adjuestment (←日本語でなんていうんだろう?)をしても良いかも。

遠目だと黒く見えるボタンは実際はこげ茶で木のような質感のあるもの。

拡大して頂くとわかると思うのですが、裏地は小さいハート模様!表地とぴったりの色合いのものが見つかってほっくほく。

へちま襟のウールジャケット

サイズもいい感じ!コンパクトだから前を開けて着ても違和感ありません。

日本で着ていたら、洋裁和裁ともに経験ありの母にも褒めてもらえました。

今回Waffle Patternsさんのパターンを初めて使って見ましたが、デザインの秀逸さと説明書のわかりやすさとで大ファンになりました。

しかもアウターの種類が豊富!挑戦してみたいアウターがたくさんあります。とりあえず次はBambooコートのノーカラーバージョンを作って見たいなぁ。

Luffaを作った布、失敗した時のために少し尺を多く購入しておいたら、思った以上に余りが出たのでそれで足りるようならBambooコート作ろうかな。

へちま襟のウールジャケット

優秀な型紙のおかげで自分の腕が上達したような気がします。笑

カナダに戻って来てから寒い日が多くダウンやロングコートばかり着ているのですが、寒さが緩んだらこのコートに活躍してもらいます〜!

コート用生地だから暖かいけど、ジャケットのようなデザインなので春の肌寒い日とかにもちょうど良さそう!

Dec 28, 2016

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